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皆さんは「むし歯かな?」と思ったとき、歯科医院に行くと思います。それが、小さいむし歯で治療の必要がなければ、進行しないように予防につなげられますが、治療が必要なむし歯は、汚染された部分を削って、詰めものをしたり、型をとって詰めたり、被せたりします。
そして一連の治療が終わると
「治ったから、もう安心!」
と、思う方がほとんどでしょう。しかし、本当に「治ったから安心」なのでしょうか?
じつは、治っていないので安心できないのです。
「治る」とは、元の健康な状態に戻ることです。たとえば、転んでかすり傷ができても、傷口をキレイにして化膿させなければ、皮膚が再生して元に戻り、「治り」ます。しかし、いったん失ったり、削ったりした歯は再生しないので元には戻りません。「歯科治療」で失った部分を補うことはできますが、元の天然歯には戻せないのです。
川崎市麻生区、イオン新百合ヶ丘店3Fにある歯医者「C&Cデンタルオフィス」では、むし歯にかかってしまってからの“治療”よりもむし歯にかからないように”予防“することが重要だと考えています。「定期検診」はそのためにあります。
むし歯ができていないか、小さいむし歯が大きくなっていないかをチェックします。また、お口の中の衛生管理のプロフェッショナルである歯科衛生士がキレイにします。それは、ご自身での歯みがきには限界があり、みがき残してしまうとプラーク(歯垢)がたまり、そこからむし歯や歯周病にかかってしまうからです。定期的にお口のすみずみまで汚れを落とすことがむし歯や歯周病の予防につながります。
予防の段階を過ぎ、治療が必要になったときには、「初回の治療をきちっとする」ことが大切です。
「小さいから保険でいいや」
「奥歯だから銀歯でいいや」
という方がいらっしゃいますが、保険診療では許可された材料や治療方法でしか行えないので、精度の誤差が大きいのが現状です。そして再発・再治療のリスクが高まってしまい、やがて歯を失うサイクルに陥ってしまうかもしれません。
治療精度を高めるためには、自費診療をおすすめしなければなりません。確かにセラミックの治療に代表される自費診療は費用がかかりますし、また、2度と再発・再治療をしないで済むとは断言できません。しかし、治療精度を高められるので、再治療になるリスクや回数を減らせます。さらに大切なのは、毎日のセルフケアです。お口の環境が悪くなれば、再発してもおかしくありません。自分の口腔内でどのような治療がされているか、そして、どうすれば、その状態を保てるのかをしっかり理解することが大切です。
治療時の痛みはできるだけ抑えることが基本です。そのために麻酔注射をしますが、その注射の痛みもできるだけ小さくする工夫をします。そのうちの3つが、「表面麻酔」「電動麻酔」「細い針」です。
注射の針を刺す部分の歯ぐきに麻酔液を塗ります。塗布するのでまったく痛くありません。そうして、歯ぐきの感覚をマヒさせて、針を刺すときの「チクッ」とする痛みを大幅に軽減します。
麻酔液を注入するときに大きな圧力がかかると「痛み」として感じます。そこで、コンピュータ制御の電動麻酔器を使用して、注入時の圧力を一定にして、「痛み」を軽減します。
注射の針は細ければ細いほど痛みが軽減されます。「35G」は歯科で使用する針の中でもかなり細い針です。細い針を使用し、注射の痛みを軽減します。
歯は硬いエナメル質で覆われていますので、むし歯の初期段階は進行速度がゆるやかです。しかしいったんエナメル質を突破して象牙質に達すると、そのさらに内側の歯の神経にまで汚染が進む速度がはやまります。そして歯の中の神経や血管が入っている細い管「根管:こんかん」に達すると、激しく痛むのです。神経にまで達した重度のむし歯は、従来は抜歯しなくてはなりませんでした。歯科医療の進歩により、細菌に汚染されて死んでしまった神経や血管を根管から取り除き、内部をキレイにして薬剤で密閉する「根管治療」によって歯を残せるようになっています。
根管治療が必要になるのは、むし歯が悪化して根管内の神経や血管が汚染されているときと、さらに歯根にも炎症が起きて痛みや腫れが生じているときです。根管は直径が1mm以下ととても細いうえ、複雑な形状をしています。その内部から神経や血管、そして細菌に汚染された歯質をすべて取り除き、細菌が入らないように密閉しなければなりません。それは細菌を残してしまうと再発するからです。そのため、高度な技術が必要で、高い精度が求められ、治療期間も長くなります。
根管治療が必要になるということは、むし歯がかなり進行したということです。むし歯の痛みをともなううえに、治療にもたくさんの時間が必要になります。複雑な治療のため、再発のリスクも低くはありません。そのため、まずは根の治療をしないで済むように、毎日の口腔ケアと定期検診のご活用をおすすめします。
根管治療は大きく2つに分けられます。それは、「抜髄(ばつずい)」と「再治療」です。「抜髄」とは歯の中の神経や血管をキレイに取り除き、根管内に薬剤をすき間なく注入して密閉する処置です。この処置をしっかり行えば、その歯の根管の再治療を避けられます。しかし、このときの治療精度が低く、細菌を取り切れないと再発を起こし、抜歯に近づいていきやすいのです。
残念ながら根管治療の「抜髄」が必要になってしまったときには、この段階で再発を防ぐことが大切です。そのため当院では、顕微鏡を使った精密治療を行っています。
根管はとても細く複雑な形状なうえ、お口の中なので暗く見えにくいのは、おわかりだと思います。従来の歯科治療は肉眼で進めますが、ほとんど見えない環境です。そこでさまざまな処置をする際に頼りになるのは「経験」と「勘」です。残念ながらそれは「確か」とはいえません。「勘」に頼らずに、治療の精度を高められるのが、マイクロスコープを使った治療です。
当院では、患部を3~20倍まで拡大して見ることができるマイクロスコープを活用します。マイクロスコープは自費診療で使われることがほとんどですが、根管治療には欠かせないツールです。光量のあるLEDライトが、暗い根っこの中を明るく照らし、20倍に拡大できるので、細部まで鮮鋭に把握でき、精密で確かな治療につながります。
メガネのように装着できる拡大鏡です。患部を拡大して見ることができるので、削り残しや削り過ぎを防げます。マイクロスコープとともに根管治療の精度を高めます。
まわりを覆い、治療する歯だけを出すゴムのシートがラバーダムです。患部が見やすいうえ、根管内への唾液や血液の侵入を防ぎます。また治療器具や使用薬剤が不要部分に触れるのを防ぎます。
通常使用されるステンレス製のファイルよりも柔軟性があるニッケルチタンファイルは、複雑な形状の根管にも自在に対応します。歯への負担も軽減しながら、神経や血管が取り除けます。
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▲第三木曜日は矯正日です。その前日の第3水曜日が休診になります。矯正日以外の木曜日は休診となります。
(第三木曜日 午前:10:30~14:00 午後:15:30~19:30 ※一般診療も行っています。)
◇基本的に第1日曜日が診療日となり、翌日の月曜日は休診となります。
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