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川崎市麻生区、イオン新百合ヶ丘店3Fにある歯医者「C&Cデンタルオフィス」の歯科診療においての根本的な考えは、「新しくむし歯や歯周病などにかからないように導くこと」と「治療したところをできるだけ長持ちさせること」です。そのための診療コンセプトやこだわりをご紹介します。
よく知らずにご来院の患者さんのなかには、「なかなか治療に入らない……」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。それには理由があるのです。
当院がとても大切にしていることは以下の2点です。
①できるだけむし歯にならない
②万が一なってしまったら、小さいうちにしっかり治療する
どちらもとても大事なことですが、①ができれば②に進むことはありません。そのためまずは①のできるだけむし歯にならない事がとても大事なのです。当院では特に3歳前にむし歯を作らないことに重点を置いています。
こどもがむし歯になりやすいのは生後12か月~36か月と様々な調査で分かっています。その時期にむし歯にならなければ、大人になってむし歯になる確率は大分減るのです。
そのため3歳より前、できれば歯が生えたらすぐにお口の中を診させてほしいのです。なるべくこどものうちにむし歯を作らないために、まずはお越しください。
お口の中は暗く狭い空間です。さらに治療する歯は小さく、ときにはその小さな歯の中の神経の処置もしなければなりません。それはとても肉眼では見えない細かさです。歯の中の神経の治療「歯の根の治療」をするときにはとくに精度の高さが求められます。それは少しでも細菌を残してしまうと再発し、歯を失うリスクが高まるからです。
しかし、この「歯の根の治療」を肉眼で行うということは、真っ暗な部屋のホコリを掃除するようなものです。残さずにすっかり拭い取れるでしょうか? 従来型の肉眼による治療は、勘と経験が頼りです。培ってきた経験は確かな力になりますが、治療部位を把握できれば、さらに治療精度を高められます。そのため当院では、歯科顕微鏡や拡大鏡、そしてLEDライトを活用して、患部を明るく照らしながら拡大して”見て”、治療します。
歯科医療を通してお口まわりや全身の健康につながるように日々診療している当院で大切にしているのは、患者さんとのコミュニケーションです。まず、お話をじっくり伺います。そしてお口まわりのお悩みをお話いただき、どのような治療をご希望されているのかをお聞かせいただくのです。そうしなければ患者さんのご満足につながる治療のご提供はできないからです。
また、お口の状態を患者さんにもご理解いただくことも欠かせません。現状をふまえて、どのような治療法が考えられるのかをお伝えし、治療の選択肢も丁寧にご説明してご理解いただきます。そのうえで、患者さんに治療法をお選びいただくのです。それがよい治療結果につながります。
歯科治療には痛いイメージがあるかもしれません。しかし、医療の進歩とともに、さまざまな工夫により痛みを小さくできるようになっています。治療中の痛みを抑えるのが麻酔液の注入ですが、「注射」が苦手な方も少なくありません。この「注射の痛み」をできるだけ小さくする工夫として当院では、まず歯ぐきに表面麻酔をして注射針が刺さるときの痛みをできるだけ抑え、電動麻酔器を採用して麻酔液が体内に入るときの「痛み」を小さくします。また治療に対する緊張感や恐怖心を和らげる「笑気ガス」もご用意していますので安心です。
「治療は痛い」と思っていると、むし歯に気づいても通院の足が遠のいてしまうかもしれません。それでは、むし歯はどんどん悪化して、治療が複雑になってしまいます。しかし、「治療は痛くない」とわかっていれば、早めの通院につながるはずです。
医療施設にはさまざまな感染リスクがあります。その院内感染リスクを抑えるためには衛生管理の徹底が必要です。その一環が治療器具の滅菌処置です。滅菌技師(クリーンスタッフ)が在籍している当院では、衛生環境の保持のために1つ1つの手順をふまえて、使用後の治療器具はオートクレーブ滅菌器を活用し、次に使用するまでパッキングして保管します。また患者さんがご利用になるエプロンやコップ、スタッフが使用するグローブはディスポーザブル製品を採用し、使い捨てです。
院内環境の衛生保持のために、エアロクリーン(医療用空気清浄機)を稼働して、診療室内を病院の手術室と同等の衛生レベルの環境に保っています。1つ1つの処置を着実に行い、常に衛生管理を徹底して、患者さんをお迎えします。
顕微鏡を使った精密治療(※一部自由診療のみ対応)は、当院の治療に対するこだわりであり、また患者さんに選んでいただいている理由の1つです。文字通り、マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)を用いる治療で、患部を3~20倍ぐらいまで拡大して見ることができるので、従来よりも格段に高い精度の治療が可能です。
従来の歯科治療は、ほとんどが肉眼で行われています。対象の歯は、とても小さく、かつ口腔内(お口の中)は暗くかぎられた空間です。ほとんど見えない環境での歯科治療は、「見えないこと」をカバーするために「経験」や「勘」を頼りにすることも多々あります。「経験」は、今まで年月をかけ培ってきたものなので頼りになります。ですが、果たしてその経験は本当に正しいものだったのでしょうか。見えていないので確かめようがありません。まして、「勘」は当たることもあれば、外れることもある、とても不確かなものです。皆さんは、そんな不確実な治療を受けたいでしょうか?
マイクロスコープは、20倍までの拡大倍率と光量のあるLEDライトが、暗い根っこの中も細部まで鮮鋭にするので、精密で確かな治療を可能にしてくれます。日常臨床のどんな治療にも有効ですが、とくに暗い根の治療では明るく見えることが力を発揮します。根の中は下の写真のように複雑です。
この写真の黒い部分をすべてキレイにしないと再発の原因になります。皆さんはこの複雑な根を「経験」と「勘」で確実にキレイにできると思いますか?
「抜きましょう」といわれたその歯、本当に抜かないといけないでしょうか? マイクロスコープはその答えを正確に、客観的に導いてくれます。
マイクロスコープは自費診療で使われることがほとんどですが、当院ではむし歯治療時は保険診療でもマイクロスコープを用います。これによりむし歯の取り残しや健康歯質の削りすぎを防げるからです。小さなむし歯治療をしっかり行うことは、歯を守るうえで重要なポイントの1つです。
少しでもよい治療をご提供するため、常に日々進歩する医療技術の情報にアンテナを張り、「光学印象などの治療法を取り入れる」、精密に治療するために「マイクロスコープを用いる」など、こだわりを持って診療に取り組んでおります。
そして、やはり大事なのは、
「新しくむし歯や歯周病などにならないこと」
「治療したところができるだけ長持ちすること」
だと考えます。
そのためにまず口腔内の環境を整えます。歯みがき指導や歯石除去をしてキレイにするのです。歯の治療には、そのあとで入ります。それは、細菌がたくさんの環境で治療を行っても、治療効果が低く、再発するリスクが高いうえ、新しいむし歯にもなりやすいからです。少し遠回りだとしても、キレイな口腔内にしてから治療をはじめるほうが、再発や新規のむし歯を予防できると考えるからです。
そのため、当院では初診時(1回目)は基本的に主訴(気になるところ)の状態把握・説明をし、痛みがあれば投薬、詰めものなどが外れているときは仮止めなどの応急的な処置のみを行います。
2~3回目は、口腔内の状態を記録・検査し、むし歯の治療ができる環境に整えるため、TBI(歯ブラシ指導)・スケーリング(歯石除去)など、歯周病の初期治療に入ります。
3~4回目で、歯ぐきの状態の精密な検査を行い、環境が整えばむし歯治療に入ります。また歯周病の治療が必要な場合は、引き続き行っていきます。
つまり、歯の治療に入るまでに少なくとも3回はかかります。そのことをよく理解されずに来院された人が、「治療しない歯医者です。クリーニング、クリーニング……クリーニング屋さんですか?」と口コミに書き込みするくらいです。『クリーニングしかしない』――本当にそうなればどんなにすばらしいことでしょうか?
当院には、その意味をちゃんと理解できる方、お口の中の健康、自分の身体の健康のことを本当に考えてくださる方に通っていただきたいのです。そして、当院の受診をきっかけに考える機会にしていただければと思っております。
できるだけ痛くない治療を行ったり、院内を清潔に保ったり、できるだけお待たせしないようにしたりと、歯科医院として当たり前のことを、当たり前のことだからと“慣れっこ”にならぬように、そして少しでも高いレベルで達成できるように、日々スタッフとミーティングを重ね、取り組んでおります。その中でも院内感染予防対策にとくにこだわっています。
院内感染予防対策として、患者さんごとに、ディスポーザブル(使い捨て)を基本に、滅菌処理できる治療器具は滅菌処理を、それらができないものは、CDCのガイドラインに沿った、器具に合ったレベルの消毒を行っております。
滅菌処理としては、歯科医院でもっとも多く導入されているクラスNといわれる滅菌器と、まだ導入されている数の少ないクラスBといわれる滅菌器の2つを使い分けています。クラスNでは、通常使う器具の滅菌が可能です。しかし、いっとき内部に血液が入ってしまうと話題になったエアタービンという歯を削る道具などは、内部構造が空洞なので、クラスNの滅菌器では内部まで滅菌できていない可能性があります。そのため、当院では、内部まで滅菌可能なクラスBを導入し、こだわりを持って器具の滅菌に取り組んでおります。
また、ユニットやユニットまわりなど医療スタッフの手の触れるところは、基本的にはよく清拭し、その後、除菌やウィルスの不活性化を行っていますが、滅菌は性質上、100%ではありませんし、清拭・消毒も手の触れたところを確実に網羅できているかといえば、できていないと思います。そこで、滅菌であればクラスBを使用し、触れたところは2度と使わないディスポーザブルにするのがよいと考えます。
内容としては、注射針やメス・縫合針など外科材料、グローブ、器具をのせるトレー、エプロン、うがい用コップをはじめ、すでにディスポーザブルにしている物にくわえて、
これらをディスポーザブルにします。基本的に血液・唾液に触れる、触れる可能性のある部分はディスポーザブルにし、徹底的に接触感染のリスクを下げるのです。また、エアタービンに加え、超音波スケーラー本体も、患者さんごとの交換、滅菌にします。
感染対策は、どれだけ追及しても感染リスクをゼロにすることはできません。しかし、そのリスクをできるだけゼロに近づけるように、コストがかかったとしても、よりレベルの高い、より徹底した感染対策が、これからの時代には必要なのだと思います。
新型コロナウィルスで飛沫感染・エアロゾル感染が話題になりましたが、歯を削る治療や歯石を除去する治療では、飛沫・エアロゾルは確かに飛びます。ただ、その場合感染するリスクが高くなるのは、患者さんではなく、歯科医師や歯科衛生士、診療アシストをする歯科助手など私たち医療スタッフ側です。私たちを介して患者さんが感染しないように、私たち自身を飛沫・エアロゾルから守らなければなりません。そのために、歯科医師・衛生士だけでなくアシスタントもマスクは当然、フェイスシールドやゴーグル、患者さんごとのグローブ交換などの対策をしています。
当院では、マイクロスコープ・拡大鏡を使って精密診療をしており、それらの道具を使うと必然的に患者さんの顔との距離は離れ、飛沫に触れにくくなるだけでなく、私たちからの飛沫が患者さんに行くこともほぼありません。以前ニュースで放送されたような、顔と顔が触れそうな距離で診療することはありませんので、安心なさってください。
また、当院のようなショッピングモールに入っている医院の大きな問題点は、窓がなく自然換気ができないことです。その対策として、開業当初から業務用空気清浄装置、エアロシステム35Mを導入しています。この空気清浄装置のすごいところは、3分で当院規模の医院の空気の入れ替えが可能なことです。自然換気の度合いは、風の流れで変わりますが、当院では安定して3分に1度、医院の空気を総入れ替えしています。
さらに、エアロシステム35Mは2段階式電気集塵という方式で、空気中の浮遊物を2%以下(病院の手術室レベル)に抑えることができる高い集塵効果を持ち、0.01μmの小さな浮遊物もキャッチできるので、アレル物質や細菌類、さらに小さいウィルス(コロナウィルスの大きさが約0.1μm)も除去します。当然、咳やくしゃみ、治療で出た飛沫や浮遊するエアロゾルも吸着・除去します。
人の出入りが一番多い受付では、グリーンアクアという電解生成水を噴霧し、除菌しています。除菌で大切なことは、まず有機物(汚れなど)を分解・除去してから除菌することで、汚れが落ちていないと除菌の効果は激減します。グリーンアクアは、次亜塩素酸イオンの力でまず汚れを落とし、次亜塩素酸の力で細菌を除去、ウィルスを不活性化します。低濃度の塩水を電気分解しているだけなので、薬品は使っておらず身体にも安心です。人の出入りの多い受付の空気を洗浄・除菌し、中では徹底的に除去するという、2段構えの清潔な空気で皆さんをお迎えしています。
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18:00-20:00 | / | ● | / | / | / | / | / | / |
▲第三木曜日は矯正日です。その前日の第3水曜日が休診になります。矯正日以外の木曜日は休診となります。
(第三木曜日 午前:10:30~14:00 午後:15:30~19:30 ※一般診療も行っています。)
◇基本的に第1日曜日が診療日となり、翌日の月曜日は休診となります。
(午前:9:30~14:00)